時事評論@和の空間
こちらは右側通行です。    ※コメントおよびTBは承認後公開にしました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 |

この裁判長はトンデモ?

 どうも放置状態になってしまうこのブログですが、今回はあまりの腹立たしさに速攻で書いてしまいます。

 まずは、詳しい地方新聞から。

吉野川市DV殺人、無期破棄し懲役30年 高松高裁判決

(徳島新聞 2007/12/11 15:52)

 家庭内暴力から逃れて別居していた妻を殺したとして、殺人・ドメスティックバイオレンス(DV)防止法違反罪などに問われた徳島市国府町芝原、無職木村輝彦被告(42)に対する控訴審判決が十一日、高松高裁であった。柴田秀樹裁判長は「犯行の重大性を自覚するとともに、被害者への反省の気持ちを持ち始め、DV防止法の必要性を理解するに至っている」などとして、無期懲役とした一審の徳島地裁判決を破棄し、懲役三十年を言い渡した。

 判決理由で柴田裁判長は「犯行は身勝手かつ自己中心的であり、極めて凶悪。被害者に落ち度はなく、DV防止法制度を無視するものであり、酌量の余地はない」とし、一審判決について「判決当時としては、重すぎて不当だとはいえない」と述べた。

 しかし、柴田裁判長は「(一審の弁論終結後)被告は、何度も面会に訪れた知人の言葉に心を開き、自分の思い込みの誤りに気付くとともに、被害者を支援した者に理不尽な怒りを持ったことを痛感している」と指摘。「(今後も知人からの働き掛けを受ければ)矯正することは、困難であるとまではいえない点を考慮すると、一審判決は現時点では重すぎる」と述べた。

 一審と同様、控訴審でも量刑が焦点になり、弁護側は「被告はこれまでの言動や行動を深く反省し、関係者への恨みもなくなっている」と主張。検察側は「反省したとしても、無期懲役が相当である事案を有期刑にする理由にはならない」として控訴棄却を求めた。

 判決後、木村被告と接見した弁護人によると、「現時点では判決に不服はない」と落ち着いた様子で話したという。弁護人は「少し重い判決ではないかと考えるが、仕方がないとも思われる。今後の対応は、被告にまかせたい」とした。

 高松高検の高橋勝次席検事は「控訴審が一審判決を破棄したことは誠に遺憾。判決内容を十分検討した上で適切に対処したい」とのコメントを出した。

 判決によると、木村被告は昨年十二月二十一日、吉野川市鴨島町の妻弘子さん=当時(40)=宅に侵入し、脇差しで帰宅した弘子さんの腹、胸、顔などを複数回刺して失血死させた。また、徳島地裁からDV防止法に基づく保護命令を受け、同年十一月九日から六カ月間、弘子さんと子供三人への接近を禁じられていたが、命令に違反した。

 まあ、この程度なら弁護士がぐちゃぐちゃ言うのも仕事の範囲と考えてもいいが、この裁判長のアタマはどうかしている。最初に“酌量の余地はない”と言っておきながら、後から被告の現在の反省状況(と裁判長が思っているイメージ)を酌量して量刑を軽くしようとしているのだから。一審判決について「判決当時としては、重すぎて不当だとはいえない」が「一審判決は現時点では重すぎる」などと述べている。だが、何年経ってもどんなに反省しても、殺人を犯したことに変わりはない。一般人の感覚としては、殺人を犯した者は、反省しようが反省しまいが死刑や無期懲役が相当だろう。

 もし被告が“犯行の重大性を自覚するとともに、被害者への反省の気持ちを持ち始め”ているのなら、刑務所のなかで一生反省させてやってもいいのではないか? 刑が軽くならないことを前提にした反省でないと、反省の意味がない。裁判で刑を軽くさせるための反省ならば、それは心を入れ替えるための反省ではなくて、うまく立ち回るための反省でしかない。心が変わらないかぎり再犯は防げないだろう。皮肉なことに刑務所の中にいたほうが食うのに困らないから反省するのに最適の場所である。出所すれば食うために一生懸命働かなければならず、反省など十分にできない。人を一人殺しているのだから、一生反省しても反省し尽くせないだろう。殺人という“犯行の重大性”を認識していないのは、裁判長のほうではないのか?

 “DV防止法の必要性を理解するに至っている”とはまた、誰に対しての言葉なのか。この被告は Domestic Violence すなわち家庭内暴力どころか家庭内殺人をやっているのである。この法律は、暴力はおろか殺人の防止にさえ役立っていないことを意味するのではないか。必要性を理解すべきなのは、被告ではなくて政治家かもしれない。《接近禁止の妻殺害、2審は懲役30年…1審・無期を破棄(2007年12月11日12時6分 読売新聞)》によると、被告は調査会社まで使って妻の住所を割り出すなどして犯行を計画したという。禁止命令を無視してそこまでやったのなら死刑にするという法律に改正したほうがいいのではないか。こういう犯罪をみるにつけ、国家も警察も国民を守ってくれないと思うわけである。

 「(今後も知人からの働き掛けを受ければ)矯正することは、困難であるとまではいえない」ということは、知人からの働き掛けが必ずあるように裁判所は何らかの措置を行政なり何なりに要求するんだろうね。そして、それを拒否されたら量刑を一審どおりに考え直すんだろうね。知人の働き掛けは、あまり期待しないほうがいいだろう。この裁判官の量刑は、知人の協力を前提にしている点で、間違っている。

 

 私は、性格が矯正されるほどの知人からの働き掛けは無理だと思っている。心理学者だって精神科医だって犯罪者の人格の矯正は困難だと思っているはずだ。裁判官には、むしろそういう観点にたって量刑をしてほしい。それに、矯正の働きかけするのは、第一義的には刑務所その他の行政機関ではないのか? そして、再犯率を考えれば、刑務所での矯正は困難であるということは自明ではないのか。矯正されなくても刑務所のなかで一生反省するというのが、殺人者のその後の人生にふさわしい。

 検察側は「反省したとしても、無期懲役が相当である事案を有期刑にする理由にはならない」として控訴棄却を求めたが、これがまともな考え方である。社会のなかでだって働かなければならないのだから、懲役などという言葉自体が半ばお笑い種である。一般社会人のほうが懲役よりももっと過酷な労働条件で、しかも食うや食わずの低賃金で働いている場合がある。それなりの犯罪を犯したのだから一定期間社会から隔離されるのは当然のペナルティだろうし、仕事内容を自己選択できないくらい仕方がない。そもそも一般社会人だって仕事を選んでなんかいられない状況にある。

 なお、弁護側は「被告はこれまでの言動や行動を深く反省し、関係者への恨みもなくなっている」と主張しているが、そりゃあ憎い妻を殺して目的を達成したのだから、関係者は被告にとってどうでもいい人間になっただけである。もしもまた内縁の妻でもつくって同じ状況になったら、その妻を隠そうと支援する者に対して再び理不尽な怒りを抱き、彼らもまた殺人の対象になるかもしれない。こういうタイプの人間は、相手を殺して目的を達した後ではじめて“自分の思い込みの誤りに気付く”のであって、これからも目的を達成しない段階では決して気付かないだろう。性格というのはそういうものだ。深く反省したくらいで、人間の性格・人格はそう簡単には変わらない。とくに犯罪者の矯正は困難であると思う。だからこそ、そういう弁護側の主張に裁判官は惑わされてはならない。

 だが、この裁判長はワケわからん裁判官みたいである。参考までに、《Google検索「柴田秀樹 裁判」の結果

 
 
 
人気blogランキング
↑この記事がおもしろかった方、またはこのブログや私のメルマガを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。
 
↓本をご購入の際はこちらからどうぞ。

 
 
 
スポンサーサイト
【2007/12/11 22:41】 法律 | トラックバック(0) | コメント(1) |

コメント

はじめまして。
裁判官によって量刑に違いが出るのはおかしいですよね。社会的常識や庶民感覚の欠如した人が多いようにも思われます。
また寄らせていただきます。 たかはし
【2007/12/13 01:42】 URL | 高橋 #-[ 編集]

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

PROFILE

桜井 和空
人気blogランキング
 ↑応援よろしく!
 
女系天皇に断固反対!
〔無料メルマガ『皇位継承Q&A』読者登録解除フォーム〕
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。
登録フォーム
解除フォーム
バックナンバー
まぐまぐ
  • Author:桜井 和空
  • RSS1.0
  • MAIL

    10 | 2017/11 | 12
    S M T W T F S
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 - -

    RECENT ENTRIES

    RECENT COMMENTS

  • 大和(01/03)
  • 大和(12/24)
  • (12/05)
  • 山本さゆり(11/27)
  • RECENT TRACKBACKS

    ARCHIVES

    CATEGORY

    いろいろプラグイン

    心に残る名言集


    LINKS

    LINKS (2)

    外国人参政権付与法案に反対
     
    人権擁護法案反対同盟
     
    Takeshima in JAPAN
    Takeshima (dokdo, dokto, tokdo, tokto) is Japanese Territory(島根県「竹島」の英文頁です)
     
    不法滞在のメール通報制度
     
    勝手にサポート 教科書再生!
     
    人気blogランキング
     

    ↑こちらへ登録すると自分の記事を評価してもらえます。
     

    SEARCH

    BOOKS


     

     

     

     

     

     

     

    ACCESS

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。