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小泉首相の真意はどこに? ~皇位継承を考える(9)~

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〔シリーズ:皇位継承を考える〕
皇位継承を考える(1)万世一系の天皇と国家
皇位継承を考える(2)男系維持の方策(その1)
皇位継承を考える(3)男系維持の方策(その2)
寛仁殿下は男系維持を希望 ~皇位継承を考える(4)~
寛仁殿下の「事実」発言 ~皇位継承を考える(5)~
宮内庁の皇室潰し ~皇位継承を考える(6)~
紀宮清子内親王の結婚 ~皇位継承を考える(7)~
新たな有識者会議での再検討を求めたい! ~皇位継承を考える(8)~
 
これ以降の記事は、右側のRECENT ENTRIESから御覧ください。
 
 

 小泉首相は、皇室典範に関する有識者会議の報告について、「大変意義深い。世襲による天皇制が安定して継承されなければならないという考えだと思う」とコメントした。また、武部・自民党幹事長は、「意義深い報告が出された。国民の声を聞いて成案をまとめ、国会で実現できればと願っている。(女性・女系天皇容認は)いいことだ。」とコメントした。

 本心からそう思っているのだろうか? もしそうならば、ほとんどサル頭だとしか言いようがない。だが、あまりにも考えていないように見えるので、ひょっとしたらこのコメントは皮肉じゃないかとさえ思える。小泉首相のコメントにもあるように、この報告書は大変意義深いものである、“有識者”が提出した日本解体計画としては。皮肉ならふつうは軽蔑や嘲笑の表情がちらっとでも伺えるものだが、まじめな顔をして言っていたので真意が図りかねる。だが、小泉-武部コンビでまた芝居をやっているのかもしれない。

 「有識者会議は小泉首相の釣り」説もあって、いわば皇室論、ひいては天皇制の議論を湧かせようとしているのかもしれない。これで敵味方がはっきりする。靖国参拝でさんざんケチをつけられたのだから、こんどは女系容認の法案を出して野党に賛成させ、彼らを朝敵に仕立て上げるつもりかもしれない。この説は非常にマイナーなのだけれど、みんなと一緒に小泉非難をしていても面白くないので、むしろこの釣り説に沿って考えてみたい。

 小泉首相はとくにこの答申に賛成しているわけでもなさそうだから、国会の場で徹底的に議論させるつもりなのかもしれない。女系容認の法案を提出して、国会が議論して決めたことだから自分には責任はないとでも主張するのかもしれない。それはたしかに議会制民主主義の正道だが、「そんな危ない橋を渡らないでくれよ」と言いたい。これは未来の日本国の命運を左右するほどの重大問題である。そんなことを敢えてしようとするのなら、いかにも織田信長である。できるなら日本を危機にさらさない男系維持の法案を作ってほしい。というか、皇室典範改正は政府案じゃなくても自民党案でやってもいいはずで、自民党にもすみやかに男系維持の法案作成に着手してもらう必要があるのかもしれない。

 忌憚のない意見を求めて白黒はっきりさせ、あとで敵を討ち滅ぼすというのは織田信長のやり方であり、小泉首相はそれをやっているのだろうか。少なくとも冬柴・公明党幹事長は、「有識者会議が、男系女系など問題とされていた点を調べたうえで結論を出したのだから、答申内容はそのまま立法化すべき。議論すべきものではない。」とコメントしたのだから、公明党は朝敵決定! 連立解消の大義名分はできた。自民党のなかでも諸手を挙げて女系容認に賛成する議員は返り討ちにあうかも。そうならないためには最後まで自らの立場を鮮明にせず、問題点の洗い出しに専念して、明々白々な合理的結論が導けるようになってからそれに基づいて投票するしかあるまい。政府内部に関しても、積極的に女系容認の法案作成に関わった官僚は、小泉首相にばっさりと切られたりして。

 こんなふうに考えてくると、ひょっとして小泉純一郎はほんとうに織田信長かと思ってしまう。信長が明智光秀に討たれたのは、一説には天皇をないがしろにしたからだとも言われているのだから、独断で強引に女系容認の法案を通したらきっと返り討ちにあうだろう。明智光秀は誰だろう? 麻生太郎や安倍晋三はないよなあ。というか、そう希望したい。平沼赳夫も小泉討伐の軍勢はもっていそうもないし。そうだ、綿貫民輔なんか明智光秀役にいいかもしれない。(^^ゞ それで、やっぱり麻生太郎は、天皇家の権威を大いに利用する秀吉だろうか。ひょっとして、ついでに朝鮮征伐までやっちゃったりして?(大笑) 織田がつき羽柴がこねし天下餅すわるがままに食うは徳川というのは、安倍晋三か? 将来の皇統の断絶を懸念して閑院宮を新設したのは江戸時代の新井白石だしな。旧宮家の皇籍復帰は長期安倍政権の有能なブレインがやる?

 まあ、こんな想像をして遊んでいる場合ではない。国会議員は天皇の歴史をよく知っていないようなので、なんとか啓蒙しないとならない。→《クローズアップ2005:皇室典範改正・有識者会議報告書 女性・女系天皇容認(毎日新聞 2005年11月25日 東京朝刊)》

党憲法調査会幹部は「党内では女性・女系天皇容認派は6割程度にとどまる」との見方を示す。ただ、女性天皇と女系天皇を明確に区別していない議員もいるため、「『女系』容認は母方が天皇家の血を引く天皇を認めるものだという理解が進めば反対が増え、容認と反対が五分五分になる可能性もある」とも言う。「思想信条に絡む問題は党議拘束になじまない」との見方も根強く、調整は予断を許さない。
自民党内が五分五分でも野党も公明党も女系容認なので、国会議員の多数派工作をしないと女系容認になってしまう。次期国会に提出といってもおそらくは予算審議が終わったあと3月以降になるのだろうから、それまでに女系天皇がいかにダメかを国会議員に理解させなければならない。

 彼らが自分たちで調査しても、ろくな結論はでないだろう。なにしろ現在の憲法学者や歴史学者はみな左翼で、学者の権威を信じて判断すると間違う可能性がある。現在の学会では、ひどく歪曲された憲法解釈や歴史解釈が権威づけられてしまっているのだから。右翼の学者もぼーっとしていられないぞ。いまこそホンモノの憲法論、歴史解釈をぶち上げるんだ!

 国民の小泉批判は大いに結構。大々的にやってもらいたいと思う。だが、小泉首相はひょっとしたらそういう保守回帰運動をねらってわざとやっているのかもしれない。小泉首相は必ずしもこの報告書の内容をそのまま法案にしようとは言っていないのだし、政府内部で異論が続出してまとまらなかったので政府案は次期国会には提出できませんということになるかもしれない。あるいは男系女子の天皇だけ認めて、あとのことは次の世代に任せるという法案にしてしまうかもしれない。政府案は女系容認で野党を釣り、そのほかに男系維持で自民党案を立ててそちらを通すという道も考えられる。小泉首相が女系容認に向けて舵をきったと見なすのは、まだ時期尚早かもしれない。

 野党としては女系容認の法案が成立したらタナボタくらいに思っているのだろうが、保守派はたとえそういう法案が成立しても、それの撤回を求めて数十年もかけて反対運動をしていくだろう。一時的な数の論理で女系容認を決定できるものではない。国民のあいだに歴史知識が増えれば増えるほど、天皇は男系でなければならないということが明確になってくるからである。こんなことでつまらぬ論争をやっているひまはないのだが、戦後の誤った教育と情報を是正し、売国勢力を壊滅に追いやるために、これからは保守派国会議員にしっかりと議論してもらわなければならない。

 結局、小泉首相の真意は現段階では読めない。本心は、どちらでもいいのではないか。だから国会で十分な審議をさせて成り行き任せにやっていくつもりではないかと思う。とするならば、我々がどのようにして成り行きを作っていくかが重要になろう。全くもって余計な仕事が増えるだけのような気もするが、戦後民主主義とやらのマインドコントロールから国民を目覚めさせるためには、女系容認の問題点に気づいている者が積極的に活動しなければならないだろう。

 
 
 
 
 
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〔皇位継承に関するリンク集〕
 
目次 ブログ散策:天皇制の危機( p(^o^) 和の空間)》
 

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 できるだけ首相官邸や内閣官房などに抗議をしていただければと思います。「旧宮家の皇籍復帰のほうを望みます」の一言だけでも結構です。一人でも多くの方々に抗議が必要です。法案ができあがるまでにできるだけ抗議して、それが国民の支持を得られない法律になることを知らせるべきでしょう。また、さまざまなブログで少しでもこの話題を取り上げていただけると、国民的な議論が巻き起こるので大いに助かります。

首相官邸への意見メール
 
内閣官房ホームページ ご意見・ご要望
 
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【2005/11/26 23:07】 皇室 | トラックバック(4) | コメント(7) |

「和の空間」の推薦本:神道・日本神話

 皇位継承問題を考えるときに神道や日本神話の知識も必要です。テンジョウムキュウの神勅は御存知でしょうか? 「殿上てんじょう無休? 陛下は休日返上で大変ですねえ。」なんて冗談を言っている場合ではありません。<わたし  天皇は、神話上では天照大神の子孫であり、代々にわたって豊葦原中国とよあしはらのなかつくにを治めるように天照大神から命ぜられています(天壌無窮の神勅)。この神話的位置づけなくして天皇の君主としての正統的権威はほとんどありません。このような国のかたちが日本文化・日本人の民族性にも浸透しています。

 神が畏れ多いように天皇の公布する法律もまた畏れ多いものとして尊重する態度があるからこそ、日本人の遵法精神も維持されているのではないでしょうか。天皇に神の後ろ楯もなく、国民一般から「ヘン! あんた何様だい」と言われるようになってしまったら、わざわざ象徴的に法律公布その他の国事行為をする意味がなくなります。

 天皇の権威の源泉を知る意味で、ぜひとも神道や日本神話についての知識を得てください。

 
 

※ページ左側の本のイメージやタイトルをクリックするとアマゾン書店にジャンプして本が購入できます。



 
大雑学11 日本の神々のナゾ
瓜生 中
 
日本神話の本はいろいろあるが、皇位継承について誰かと話をしようと思うならば、この程度のことを知っていると話がスムーズに進む。神話のみならず古い神社についての解説もある。
 
 


 
お宮に行こう ― 神社の基礎知識 ―
神社新報企画
 
神社神道の“いろは”から知りたいという超初心者向き。
 
 


 
新版 神事の基礎知識
藤井 正雄
 
七・五・三や結婚式など、神社関係の儀式や行司についての簡単な解説。これ、ニッポンの常識というやつでしょうか。
 
 


 
神道の逆襲
菅野 覚明
 
これは神道思想を理解するのに便利。古代から近世までの神道思想の展開過程をたどっているので、明治以降の軍国主義を推進した国家神道しか念頭にない人にとっては、神道の奥深さがよくわかるだろう。
 
 


 
神道用語の基礎知識
鎌田 東二
 
こちらは事典で、もうちょっと深く知ってみようかと思う人向き。
 
 


 
日本史小百科 神道
伊藤 聡/遠藤 潤/松尾 恒一/森 瑞枝
 
こちらは事典で、もうちょっと深く知ってみようかと思う人向き。
 
 
 
 
 
 
 
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新たな有識者会議での再検討を求めたい! ~皇位継承を考える(8)~

〔シリーズ:皇位継承を考える〕
皇位継承を考える(1)万世一系の天皇と国家
皇位継承を考える(2)男系維持の方策(その1)
皇位継承を考える(3)男系維持の方策(その2)
寛仁殿下は男系維持を希望 ~皇位継承を考える(4)~
寛仁殿下の「事実」発言 ~皇位継承を考える(5)~
宮内庁の皇室潰し ~皇位継承を考える(6)~
紀宮清子内親王の結婚 ~皇位継承を考える(7)~
 
これ以降の記事は、右側のRECENT ENTRIESから御覧ください。
 

 皇室典範に関する有識者会議の最終答申がまもなく出ます。それは、日本国の背骨を砕いてしまうようなじつに愚かな答申になります。こんな法案を国会に提出されて数の論理で押し切られては、たまったものではありません。そこで私は、伝統重視のメンバーで構成された新たな有識者会議の設置して、男系維持の法案をつくってから比較検討し、その後で法案を提出してほしい旨のメールを首相官邸と安倍晋三議員に送りました。

「皇室典範に関する有識者会議」について提案
 
小泉純一郎首相殿
 
 まもなく皇室典範に関する有識者会議の答申が出るそうですが、国民のなかには女系天皇に反対する人々も多く、次期国会でこのような法案を提出するのはご再考願いたいと思います。
 
 以下に男系維持を主張するブログ記事のリンク集を作っています。これだけ熱心に女系に反対している人たちが意見を言っているのだということを、ざっとで結構ですから目を通して確認していただければと思います。これが国民の声です。
 
目次 ブログ散策:天皇制の危機
http://plaza.rakuten.co.jp/oo00wa00oo/6000
 
 
 女系容認の法案を提出すると、政治的混乱が起こります。強行すれば自民党が崩壊する可能性が大です。最悪の場合には、小泉内閣が天皇制を衰退・廃止の方向にもっていこうとしているとして内閣不信任案が提出され、解散総選挙になるかもしれません。そして、おそらくは真の保守派が自民党から分裂して小党分立になり、次回の選挙で自民党は必ず大敗します。そうなれば憲法改正もできなくなるでしょう。
 
 われわれ国民は、小泉自民党にやってもらわねば改革が進まないと思ったからこそ自民党を支持しました。こういう形で改革を中途半端に終わらせるのはやめてほしいと思います。改革を止めないためには、大仕事を二つ抱えるべきではありません。むしろ皇室典範の改正を先延ばしするのが得策だと思います。「いろいろ反対意見もあるようだから、時間をかけてゆっくりやってみたい」と言っておけば国民から反発はないでしょう。皇室典範改正は、財政改革よりも緊急の問題ではありません。
 
 今回の有識者会議の答申はそういうものとして受けとり、伝統重視のメンバー(神道や歴史に詳しい人、皇族関係者など)でもう一つ新たに有識者会議を構成し、男系維持の法案を作らせて、両法案をもとに政府内部で数年かけて検討してから法案を提出していただけないでしょうか。実際この皇位継承問題は、天皇の存在意義にまで政治論議が展開するはずのもので、郵政民営化よりも根の深い難題です。
 
 
 以下、男系維持の立場から問題点を指摘しておきます。
 
 
 天皇の第一の仕事は、天皇家の氏神である天照大神をお祀りすることであり、また、民の幸福を祈ることです。そして、氏神を祀る最高主宰者である天皇は、氏の定義(=男系血族集団)からして男系男子でなければなりません。(臨時には男系女子でも可)
 
 国家が女系容認の皇室典範で一方的に天皇家を別の家系にしてしまい、天皇家の私的な氏神祭祀を破壊するのは、政教分離の原則にてらして憲法違反になるのではないでしょうか。
 
 現在問題になっていることは、宮中祭祀という天皇の私的行為ではなく天皇の国事行為のことのようですから、むしろ摂政の問題として考えるとよいと思います。すなわち、旧宮家の男系男子などの正統な祭祀継承者に皇位を継承してもらい、天皇の即位のすぐあとに摂政の任命式を行なって、天皇は政治上の国事行為から一切退いてもらえばいいでしょう。摂政は有識者会議が求める直系でも女性でも構いません。何代か旧宮家の天皇が即位していれば、やがて摂政も必要なくなります。
 
 そもそも国家が天皇家の皇位継承に絶対的影響力をもつのは国家の越権行為で、皇室典範はむしろ以下のように改正すべきだと思います。皇位継承に関しては皇族だけで自由に決めて、国家の側からはオブザーバーとして皇族会議に参加し、それで問題がありそうな場合には、あらためて国家側が中心メンバーとなる皇室会議で摂政を指名し、天皇にその摂政を任命させるという方法をとります。すなわち、国家が天皇を認められない場合には、天皇に一切の政治的活動をさせないということです。これで天皇制と民主主義は両立します。
 
 天皇の政治的権威は、天照大神の天壌無窮の神勅(日本国を神武天皇の子孫が代々にわたって治めよという命令)に基づいており、女系容認によってこのような神話構造が機能しなくなれば、天皇の権威は低下する一方であり、名前だけの天皇などあっても無駄なものになるだけです。
 
 戦前のように国民に対して日本神話を信じよと強制する必要はありませんが、このような厳粛な気持ちで内閣総理大臣を引き受けているということを儀式的に意思表明するために伝統的な天皇制を維持するのだ、ということは国民に示すべきではないでしょうか。いかなる総理大臣も自分一人で権威を演出することはできないわけですから、最も高い権威を演出できる儀式システムを下手に揺るがせたり壊したりすべきではありません。
 
 ぜひ新たな有識者会議を構成して男系維持の法案を作らせるようにしていただきたいと思います。
 
 
和空
 

 みなさんも、できたら首相官邸や内閣官房または安倍晋三議員HPへメールを送って、新たな有識者会議の設置の検討を要求してみてください。m(_ _)m おそらく検討さえも拒否しようとはしないでしょうし、検討することになれば平沼赳夫議員などの保守系議員たちもまた動いてくれるでしょう。皇位継承は日本国の未来を左右するほど重要な問題ですから、決して諦めてはなりません。法案の国会提出前に少しでも男系維持に有利な状況を作っていく必要があります。自分にできることを少しでもやっていきましょう。

 
 

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皇室典範に関する有識者会議
【連絡先】 内閣官房内閣総務官室
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〔皇位継承に関するリンク集〕
 
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【2005/11/22 07:31】 皇室 | トラックバック(5) | コメント(0) |

紀宮清子内親王の結婚 ~皇位継承を考える(7)~

〔シリーズ:皇位継承を考える〕
皇位継承を考える(1)万世一系の天皇と国家
皇位継承を考える(2)男系維持の方策(その1)
皇位継承を考える(3)男系維持の方策(その2)
寛仁殿下は男系維持を希望 ~皇位継承を考える(4)~
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宮内庁の皇室潰し ~皇位継承を考える(6)~
 
 

皇族の品性について

 やっぱり先日の紀宮清子内親王の結婚式についてちょっとだけコメントしておこう。

 Yahoo!掲示板を見ると、サーヤ(←民間人になった途端に馴れ馴れしく書く。(^^ゞ )はいろいろとケチつけられている。だが、私はケチをつけている発言者の品性の低さを感じる。私は当日あまりテレビは見ていなかったのだけれど、ケチをつける人は、インタビューされた人がみんなサーヤの結婚について肯定的なことしか言わなかったと不満を述べている。マスコミも国民も天皇教に洗脳されているそうだ。でも、おめでたいことなのだから、テレビの前で憎たれ口を叩いてもしょうがないだろうし、たとえ無関心な人や否定的なコメントをする人がいても、テレビとしても、ありもしない政治的意図を疑われてしまうので放映しにくい。まあ、ケチをつけている人は貧乏人や下層階級のヒガミという感じがする。といって、私も下層階級で金銭的には貧乏なんだけれど、べつにひがまない。心は上品で豊かだからね・・・と言ってみるテスト。それはさておき、私の見るかぎりではサーヤはほとんど現実離れしているくらい心が綺麗な女性みたいだから、そういう人の結婚は心から祝福し幸せを祈りたい。

 元皇族としての品位を保ってもらうための一時金が約1億5千万円とかいうことで、それは血税の無駄遣いだなどと言っている人もいる。だが、元皇族に品位を落とされると天皇および皇族の権威もそれに従って落ちてくるし、そうすると天皇から任命されている内閣総理大臣やら最高裁判所長官やらにとって都合が悪いわけである。日本の政治では、自分たちが高い権威をもった人から任命されているから権力を行使する正当性があるという構造になっているのだから、とにかく皇族は絶対的な権威をもちつつ品位があってもらわねばならない。だから、あの一時金はサーヤの個人的贅沢のためのものではないのだ。

 品位というのはお金で贅沢品を揃えることではない。大きなダイヤモンドの指輪を何本もはめて品位を見せびらかしているつもりになっているバカもいるけどね。自らに誇りをもって責任を果たしつつ他人に優しく接することが品位をかもしだす。そのためにある程度のお金の余裕が要るわけである。贅沢三昧するためだったら何億円もらったって足りない。まあ、サーヤが亡くなるまでに一時金のすべてを使ってしまわなかったら、ひょっとして彼女は残りを福祉団体にでも寄付してしまうかもしれない。皇室の人たちは心の優しい人が多いから、そういうことだってありうる。べつに全部自分のために使ってもらってかまわないのだが、知足の心があれば余計な金は使わないし、その余った分を他人が喜ぶために使いたいと感じるようになる。そういうのが品位というものである。

 結婚式だって税金で挙げているのだと批判している人もいた。夜のテレビ番組でちらっと見ただけだからよくはわからないが、皇室にしては地味婚だったのではなかろうか? スモーク炊いてゴンドラで降りてくるなんてバカなまねはしなかったわけだし、庶民のほうがよほどどうかしている。振り袖を着なかったということに関しても美智子皇后が心配していたようだけれども、形式にこだわらないサーヤの質素な生き方が垣間見られた感じがする。むしろ美智子皇后のほうが世間的常識にこだわっていたように思われる。だが、サーヤの行動は個性の発揮であって伝統の破壊ではない。「これからは黒田家の一員として・・・」というコメントがあったように、おさえるべきポイントはきちんとおさえてあり、枝葉末節の決まり事にこだわらないおおらかな行動であったと言えよう。皇族は家の観念によって支えられているのだから、この点はしっかり明言しないとね。(^_^)b

 あと、民間人になっても警備までさせて税金を使っていると文句を言っている人がいるが、ほんとうに呆れる。もしも数日してサーヤが刑事事件に巻き込まれたりしたらどうするのかね。しかも犯人が特定団体だったりしたら、これはもう全国的にすごい騒動が起こる。彼女は戸籍の上では民間人になっても、国民の心のなかではまだ半分は皇族なのである。皇族に対する暴力は国に対する暴力と同じなわけだ。だから怒りは一般人への暴力と比較して何倍にも膨れ上がる。それゆえ、国民の心のなかに「昔は皇族だった民間人」というイメージが定着するまで警備する必要がある。事件や事故があってもたいした社会的意味もない庶民とはちがって、まだ半分皇族のような彼女には大きな社会的意味があり、だからこそ狙われやすいということもある。警備をするのは当然である。なぜそういうことに思い至らないのだろうか。まあ、どうせ便所の落書きみたいなものなのだろうから私が目くじら立てる必要もないのだろうが。

 皇族費だの一時金だの警備費用だのは、個人に対して支払われているのではなくて、役割に対して支払われている。皇族はたしかに血統による集団だが、現在ではそれ以上に役割なのだ。皇族にあるまじき行為を繰り返していたら皇籍を離脱させられる。一般人で言えば懲戒免職である。社長が社長らしく振る舞わなければならないように、皇族は四六時中、国民から期待されたイメージの“皇族をやっている”わけだ。好きでもない物を食べているかもしれないし、好きでもない服を来ているかもしれない。だが、国民から敬愛されることが彼らの仕事であり、そのための費用だと言えよう。でられるほうは簡単でも、われるほうは並々ならぬ苦労をともなう。その点がわからない人がじつに多い。

 血税の無駄遣いだと文句を言う人に「だったらおまえ、皇族をやってみるか?」と問いかけてみよ。実態を知ると、たいていは「御免こうむりたい」と答えるだろう。なぜなら、どんなに金を与えられたって、それを自由に使える個人の生活がほとんど奪われているのだから。皇族は、庶民の自由をもてずに莫大な費用のかかる役割をやらされているのである。

 好き好んで禁欲的修行をしているような人々でないと、おそらく皇族は完全には勤まらないのだろうが、好きで修行している人にはそれが無上の喜びにもなる。自ら自覚的に皇族を生きる人々にとっては、必ずしも完全な忍従生活というものでもないだろう。たしかに自分自身の性格と完全なミスマッチである皇族ならば苦労が絶えないだろうが、個性と役割の間に絶妙なバランスを作れば、それなりに有意義な人生が送れるのではないかと思う。サーヤもその辺はうまくバランスをとってきたんじゃなかろうか。

 あと、ちょっと書いておきたいのは、サーヤは早期に皇籍離脱していたらもっと早く結婚できていたかもしれないなと思う。まあ、彼女の場合には、民間の世界に入ってしまったら悪い虫がつかないか心配でしょうがなかったことだろうが。(^^ゞ 結婚ということに関しては、皇族の身分は男子でも女子でもハンデになると思う。それこそ毎週のようにお見合いパーティをして婿さんさがし・嫁さんさがしに精を出さないとならないのではないか。宮内庁はそんな援助活動はしないみたいだし、やるとしても国民の血税でそんなことするのかとあちこちから文句が出る。こんな状態では皇統断絶も目前だろう。困ったものだ。

 
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ガンバレ!平沼赳夫

皇室典範改正は慎重に [共同通信社:2005年11月16日19時40分]》
 超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」の平沼赳夫会長(無所属)は16日、首相官邸に安倍晋三官房長官を訪ね、女系天皇を容認する皇室典範改正案の次期通常国会への提出を目指す政府に慎重な対応を求める決議文を手渡した。安倍氏は「預かります」と応えた。決議文は「男系によって継承されてきた皇位の継承方法を変更することは慎重に検討されるべきだ」などとしている。

 平沼氏の援護射撃をしないとならないだろう、有識者会議の最終報告が出る前に。有識者会議はほぼ間違いなく「女系容認の法案」を出してくるはずだ。これを阻止するのはほぼ不可能である。だから、国民が要求すべきは、皇室の伝統や日本の歴史に詳しい(アカでない)専門家や神道関係者、皇族などをメンバーとした新たな有識者会議を設置してもらって、もう一つ「男系維持の法案」を作ってもらうこと、そして、政府にはその後で両者をよく比べて検討してもらうことだ。

 女系容認の法案を国会に提出したら、政局は混乱する。もしもその法案が通ってしまうと、国体護持を求める人々によって治安がやや悪化するだろう。暴動までは起こらないだろうが、騒動に近いものはしばしば起こる可能性は十分にある。また、日本人の心を日本の長い伝統から切り離す選択をしたことで、いろいろな意味で“国を売る”政治家や財界人や一般国民がますます増えてくるかもしれない。少なくとも次の選挙で自民党は勝てない。おそらくは真の保守派が自民党から分裂して小党分立になるからである。そうすれば憲法改正もできなくなるだろう。小泉政権は、改革を止めたくなかったら、皇室典範の改正を先延ばしすることだ。政治において大仕事を二つ抱えてはならない。実際にはこの皇位継承問題は天皇の存在意義にまで政治論議が展開するはずのもので、郵政民営化よりも根の深い難題である。それくらいの政治センスは小泉首相にもあるはずなんだが、まあ、忙しくて忘れているのかもしれないから、多くの人がメールなどで抗議・提案して思い出してもらうべきである。

 
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【2005/11/18 23:02】 皇室 | トラックバック(3) | コメント(0) |

宮内庁の皇室潰し ~皇位継承を考える(6)~

〔シリーズ:皇位継承を考える〕
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 ちょっとドタマにきたニュースがあったので、そっちを先にやりたい。ふわふわ飛んでいってしまうくらい軽く物事を考えていそうな、毛が三本足りないどころではなさそうな名前の羽毛田信吾とかいう宮内庁長官が、大問題の当事者である皇族を軽んずる会見をしている。短い記事だけでは全体の文脈はわからないのだが、以下の記事から感じたことを書いておく。こんなんでは宮内庁が皇室を潰してしまうのではないかと心配だ。

宮内庁長官、三笠宮寛仁さま記述に誤解生じる懸念(日本経済新聞 2005年11月10日23:00)
 三笠宮寛仁さまが、自身が会長を務める福祉団体の会報に「女性、女系天皇」を疑問視する随筆を執筆されたことについて、宮内庁の羽毛田信吾長官は10日の記者会見で、「皇室全体の意見であるかのような誤解が生じる心配がある」と述べた。
 
 寛仁さまは皇室典範の改正問題に関し、「我が国固有の歴史と伝統を平成の御世でいとも簡単に変更して良いのかどうか」などと記述。羽毛田長官は「多くのマスコミで報道され、結果として政治的な意味合いを持つことが心配」と懸念を表明した。
 
「誤解生まないか心配」 寛仁さま見解に宮内庁長官(中国新聞 11月10日19時23分)
 女系天皇容認に異論を唱える三笠宮寛仁さまの文章が、寛仁さまが会長を務める福祉団体の会報コラムに私見として掲載されたのが明らかになったことについて、宮内庁の羽毛田信吾長官は10日の定例記者会見で「多くのマスコミで報道され、結果として政治的な意味合いになりはしないか、皇室全体の意見だとして誤解を生まないか心配だ」と懸念を表明した。
 
 羽毛田長官は、皇室典範の改正に関する問題は内閣や国会の責任で対応すべきものと強調。「(寛仁さまも)対外的な発言を控えることは理解しておられる」と述べた。さらに「天皇陛下や皇太子さまも発言を控えておられる」とし「対外的に意見を表明されないのが皇室の対応ぶりです」と語った。
 で、国民に誤解が生まれるんだったら、すべての皇族の意見を公表してもらっても構いませんが。こっちは詳しく知りたいんですがね。宮内庁は、皇族全体の意思も知っているからこそ寛仁殿下のご発言で“誤解される”と心配しているんだろう? すでに長官の発言は、皇族内にも女系容認の人々が存在すると暗示しているようなものだ。本当かどうかは非常に怪しいが。

 高松宮喜久子妃殿下はかつて「婦人公論」に女帝容認ともとれる寄稿をなさったようだが、これとても「本朝には推古天皇、持統天皇。異国にあっても英国のエリザベス女王など。女帝の下で『国が富み栄えた例もたくさんございます』と。」というだけで現在の女帝を容認しているのかどうかはわからないし、かつては容認していても今は否定的な意見になったかもしれない。あたかも皇族内に女系容認の人々がいるかのような印象をつくる発言をして、宮内庁長官は有識者会議と内通して情報操作でもしているのだろうか? これだけ重大な問題を情報遮断して密室で決めるのはやめてほしい。

 いつのまに日本政府は皇室を自分の臣下にしたのだろうか。「皇室典範の改正に関する問題は内閣や国会の責任で対応すべきもの」などと強調しているが、一番の当事者である皇族に話を聞かないで決めることこそ内閣や国会の無責任ではないのか? そもそも有識者会議とかいう胡散臭いメンバーが、皇室の伝統を全くわきまえずに、まるで天皇家なんか煮て食おうと焼いて食おうと自分らの勝手だと言わんばかりに皇室典範を一方的にいじくり回しているではないか。私的諮問機関とはいえ、政府に設置してあるかぎり政府の責任である。皇族だって政府の無責任に異議を申し立てるのは当然だろう。宮内庁がこんな態度なら、国会が始まったら寛仁殿下にはガンガン文句を垂れてもらいたいくらいである。華族や多くの宮家が廃されて皇室の藩屏がいなくなったのだから、殿下にはせめて(言論上での)女系容認派追討の令旨を発してもらわねばなるまい。

 そもそも宮内庁に殿下の発言を抑制をする権利があるのか? 憲法のどの条文に皇族の発言禁止条項があったんだか。他の法律に発言を禁止する条文があるのかね。法律に基づかない権力の行使は政府による言論弾圧ではないのかね。それとも皇族には人権はないとでも主張するのかな? 日本国憲法では国民扱いされていなくても、世界人権宣言は尊重すべきではないのかな? 伝統ある自分達の家系が潰されそうなのに、黙って見ている馬鹿はいないだろうよ。

 国家権力によって当事者に何も語らせないなどという非人間的なことが日本国で起こっていいものだろうか。どうせ日本国憲法の主権在民をたてに理屈をこねるんだろうが、まったく民主主義の醜さがよく現われている出来事である。皇室を敬愛する日本人の態度の美しさは、いったいどこへ行ってしまったのだろうか。きっと羽毛田長官には、羽毛のように吹けば飛ぶような薄っぺらな美しさしかなかったのだろうが。まあ、鼻毛ほど汚くなっていないことを期待したい。

 そもそも皇族は、自分達の発言が政治的な力をもってしまう可能性があるから“自主的に控えている”のではないのか? せっかく国民が自主的に国を運営しようとしているのに自分たちでかき乱しては悪いなと思って。自分達とはほとんど関係ないことならばそれは控えているべきだろうが、今回は当事者になってしまっているのだから、黙っているのはむしろ異常だ。何かを語るほうが自然だ。それを抑制する宮内庁のほうがどうかしている。

 天皇陛下や皇太子殿下は、国民の議論が熟すのを待っておられるのだろうから、もし男系を堅持したいのなら(それが当然のお立場だと思うが)国会で女系容認が確定しかけたところで、ご意見をお述べになるのではないかな? 「女系容認で天皇家の血統をズタズタにされるくらいだったら、政治の世界から縁を切りますので憲法を改正してください」と仰るのではないかな? 男系男子は旧宮家にもいるわけだから、たとえ直系が断絶しても天皇の祭祀は彼らに継承してもらえばいい。女系になれば三種の神器を他家に持っていかれて、やがて真心からの祭祀ができる天皇がいなくなることは明白なのだから、そんなことはご先祖さまや天照大神に対してこの上なく申し訳ないはずである。黙ったままで女系を容認してしまうのは万死に値する罪である。(もちろん、陛下や殿下がこんな伝統無視はなさらないだろうと信じているから、こんな無礼千万な言葉を発しているわけである。)

 天皇陛下や皇太子殿下は現段階ではご発言なさらないだろう。まだまだわれわれ民草が努力して女系反対運動を戦いぬくべき段階であり、陛下と殿下を決して矢面に立たせてはならない。われわれ国民の力で男系維持を勝ち取るのが上策である。今は民草の言論活動で玉砕するまで戦うべき段階なのである。陛下は最後までご発言なさらないほうがよいのかもしれない。女系への異論はむしろ皇太子殿下がぎりぎりのところでなさるべきことなのかもしれない。君主の言葉というのは、それだけ大きいものだ。最初に周りが動かなければならない。皇族のなかでは寛仁殿下が最初にご発言なさるのが当然の順序であり、「天皇陛下や皇太子さまも発言を控えておられる」などという宮内庁長官は、ものの順序というのを本当に分かっているのか? それに、皇族方の心中を察して発言するのが筋だろうに、なんという人格無視の発言であろうか。

 
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 それに、だいたい宮内庁は批判すべき対象が違うのではないか? あれは市販されない内輪向けの会報だったはず。とりあげたのはマスコミだったのだから、批判するならマスコミにすべきだ。これについては私はマスコミの報道を支持する。この問題に関して皇族がどうお考えなのか非常に知りたかったのだから。そして、宮内庁がマスコミに苦言を呈すれば、私は宮内庁を言論弾圧機関として非難するだろう。

 雅子妃の最初のご懐妊報道の馬鹿騒ぎなどとは違うのだ。結局は雅子妃の精神を不安定にさせて流産に追い込んでしまうようなああいう馬鹿騒ぎ報道を速やかに抑制するような記者会見を、宮内庁は積極的にやったのだろうか? まさか宮内庁もアカヒと結託して皇統断絶を謀っているわけでもあるまい。だが、宮内庁も雅子妃に海外訪問をさせずに男子出産の圧力をかけていたそうで、まったく人格無視の逆効果の活動をしている。「海外で羽を伸ばして、ついでに子作りにも励んできてください」くらいのことが言えなかったのかねえ。雅子妃が籠の鳥で憂鬱になってしまったら、子作りに向かう気力だって失せてしまうだろうが。宮内庁にはもっと人間らしい温かい感性というのは無いのかね。

 そもそも宮内庁が皇室を管理するなどという政治構造が間違っている。それが民主主義だというのなら、国民の声を聞け。天皇ではなく国民が主だなどと寝惚けたことを言っているのなら、政府は公僕だろう。国民が殿下の発言を支持するのなら、公僕たる宮内庁は余計な圧力をかけるべきではない。小泉首相も殿下の発言について、「個人としての発言は自由だから、憲法違反ではない」と言っているではないか。

 
 

 ところで、11月15日は紀宮清子内親王の結婚式だが、おそらくまたワイドショーでは皇族の知人とかいう上品ぶったコメンテーターが出てきて異様に丁寧な言葉づかいで当たり障りのないことを言って終わるのだろう。皇室を芸能人と同じ扱いをしてはならないが、あの馬鹿丁寧なコメント態度はじつに気持ち悪い。確かに皇室には外交上の必要としてヨーロッパ貴族的な雰囲気もあるのだが、反対に非常に日本的で地味な面がある。世間では皇室の人々が国民の税金で贅沢三昧をしているという思い込みがあるようだが、ショーアップしたものと日常の生活は違うだろうし、あまり質素な日常生活を見せるのも権威が落ちるのであまり表には出さないだけである。

紀宮さま「朝見の儀」で両陛下にお別れ(2005年11月12日20時46分 読売新聞)》←写真あり
 紀宮さまは12日午後、皇居・宮殿「松の間」で「朝見(ちょうけん)の儀」に臨み、天皇、皇后両陛下にお別れのあいさつをされた。
 
 結婚前の一連の儀式はこれで終わり、あとは15日の挙式を待つだけとなった。
 
 紀宮さまは、金のレースの刺しゅうが入った白のロングドレスに勲章を付け、髪をティアラで飾られた正装姿。先に入室された両陛下の前にゆっくりと進み出て、「今日(こんにち)までの長い間、深いご慈愛の中でお育ていただきましたことを心よりありがたく存じます。ここに謹みて御(おん)礼申し上げます」と感謝の気持ちを述べられた。
 
 これに対し、天皇陛下は「この度の結婚は誠に喜ばしく、心からお祝いします。内親王として、その務めを立派に果たし、また、家族を優しく支えてきたことを深く感謝しています」。
 
 皇后さまも「どうか新しい生活においても、家庭を大切にしつつ、社会の良き一員となっていかれますように。お二人の健康と幾(いく)久しい幸せを祈ります」と、はなむけの言葉を贈られた。
 
 この後、両陛下と紀宮さまは、黒豆を日本酒とみりんで煮つめた煮汁の「九年酒(くねんしゅ)」でお別れの杯を交わされた。紀宮さまは儀式後、宮内庁を通じ、「長く親しんだ所を去ることが強く実感され、静かな寂しさも感じております」との感想を示された。

 さて、この煮汁の九年酒はどんな味がするのだろう。粗末とは決して言わないが、貴族ぶったお上品なコメンテーターのイメージとはだいぶ違う。おそらくこんな異様に上品な雰囲気を追っているだけでは皇室の実態からますます離れた報道になるだろう。悠久な時とともにあるもっと静寂なありようこそが皇室の本来の精神だが、まあ、それをテレビの電波に乗せるのは無理だとしても、そういう精神をわきまえた上でのコメントでなければ話にならない。

 さて、そんなワイドショー批判は今回の目的ではない。今回の結婚式に関連して報道すべき重要な事柄があるのだ。

 たいていは旧家の結婚式には親戚一同が集まるので、伯父さんやら伯母さんも出席する。だから、結婚式(披露宴?)にはおそらく旧宮家の人々も招待されているだろう。テレビはくだらんコメントなどしていないで、彼らを紹介すべきである。「紀宮清子内親王の従兄弟にあたる旧宮家(の子孫の?)東久邇○○夫妻もご出席になられました。」などとアナウンスして、顔くらいはちらっと映すべきであろう。ブログなどでは旧宮家がこれだけ話にのぼっているが、国民のほとんどは彼らの顔も知らない。皇室典範に関する有識者会議では、「旧宮家などというどこの誰だかわからない人が突然皇族になるのは国民の理解が得られない」などというが、テレビで報道していれば国民の大多数は理解するのである。彼らが結局は皇族に復帰しなくても、国民に知らせておく報道的価値が十分にある。

 そもそもテレビ局の連中は、旧宮家の一部が昭和天皇や明治天皇の子孫(男系ではないが)であることを知っているのか? まあ、それで紀宮清子内親王の結婚式について番組を組むなんてお笑い種だが、その程度は下調べしてから放送すべきだろう。

 しかし、こういうことを書くとテレビ局がまた旧宮家の人々に余計な突撃インタビューなんかをするのだ。「旧宮家の皇籍復帰についてどう思われますか?」などと。どんな答えをしても彼らに余計な社会的圧力がかかって迷惑なのだから、そんなことはすべきではない。私も知りたいのはやまやまだが、少なくともオンエアは慎重にすべきである。おそらくは旧宮家の人々に、「まだ何も決まっているわけではないのでコメントは差し控えさせていただきます。」と逃げられてしまうだろうが。

 

 このブログを見ている人は、こうやって結婚式の報道を見ていけば、おそらくテレビのレベルがどの程度のものかわかるだろう。

 
 
 
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【2005/11/12 23:21】 政治 | トラックバック(2) | コメント(0) |

寛仁殿下の「事実」発言 ~皇位継承を考える(5)~

 三笠宮寛仁殿下が入院されたそうで、お見舞い申し上げます。殿下のご発言で世間はいろいろと騒いでおりますから、ストレスが原因かもしれませんね。σ(^^;もその原因のひとつだったりして?m(_ _)m ウイルス性の可能性ありとのことですが、ストレスは免疫系の働きを低下させたりもしますので、ゆっくりご静養・ご自愛くださいませ。

 
〔シリーズ:皇位継承を考える〕
皇位継承を考える(1)万世一系の天皇と国家
皇位継承を考える(2)男系維持の方策(その1)
皇位継承を考える(3)男系維持の方策(その2)
寛仁殿下は男系維持を希望 ~皇位継承を考える(4)~
 
 

 さて今回は、まずはじめに側室制度について補足しておきたい。こーゆー話はいくらやっても飽きることがない。(^^ゞ そして、いくつかのブログ記事でみられた寛仁殿下の「万世一系は事実」というご発言への批判について論ずる。

 
 
 

側室制度について(続)

 側室というとテレビの「大奥」を連想する人が多いようである。「なんで今さら江戸時代みたいなことを・・・」という“進歩的”な人がいるが、決して皇室が大奥をまねしようというのではない。むしろ皇室は平安時代なのであり、大奥は江戸の武士が平安の貴族社会をまねたものだとさえ言える。側室制度が日本の支配者階級の伝統的な子作り法といってよかろう。もっともこれは、家を絶やさないための方策であって、支配者の性的快楽のためではない(のだと思うんだが、やっぱり性的快楽が原因で側室制度が維持されてきたのかなあ?)。

 私はあのテレビ番組を見ていないのでなんとも確実なことは言えないのだが、大奥での女同士の醜い争いは、自らの子を将軍にしようと側室同士が権力闘争をしている姿である。それはむしろ側室制度がいかに高い倫理性を必要としているかを否定的な形で表わしている。

 そもそも現代では代理出産を引き受ける女性がいるくらいだから、その場に入ると女性にとって側室制度はそんなに違和感はないのではあるまいか。側室と代理出産の違いは、子宮に受精卵を配置するためにペニスを入れるか入れないかの違いである。まあ、受精するまでに何度か繰り返さなければならないという違いと、卵子は自分のものを使うという違いもあるが。「お金で自分の子宮貸します」というだけの女性ではちょっと困るのかもしれないが、そのような皇子代理出産業と考えれば、側室制度がそんなに不埒なものだとも思えない。実際には代理出産をめぐって訴訟沙汰も起こっているようだが、少なくとも側室の子は父親に必ず認知されるだろうし、(側室OKで法改正すれば)皇位継承権は得られるだろうし、側室自身の生活もそれなりの安定を保障されるはずだから、とくに問題はあるまい。

 皇族の娘であれば、ふだんから皇族と接しているために皇族男子と結婚できる確率は高くなるのだから、側室もよほど自分の娘を高い地位に置きたければ、皇太子と結婚させて皇后にするという道がある。雅子妃の場合は当てはまりそうにないが、正室で女子しか産めなかったからといって絶望的になる必要はあるまい。側室の女子の場合も皇太子や宮家の男子の正室(または側室)になるという道はあるのだから、悪くない話だろう。「そもそも女を出産の道具としか思っていない」と反感をもつ女性を無理やり拉致して側室にしようというわけではないのだから。あくまでも側室希望者の自主的選択である。

 それに男(のペニス)だって子作りの道具でしかないとも言える。皇族男子もまた子孫を残すために道具として使われているわけである。そして、先祖代々の家業などを引き継ぐ息子もまた、同様に道具として使われている。だが、それが全てではないだろう。側室の場合には、道具としての人生が全てであるかもしれないが、それでもそのような道具として生きる人生を自ら選択するのだから、別に悪くはあるまい。自分の子孫を皇族にしたり皇族の血をひく人間にするというのは、本人にとって非常に有意義な人生選択だろう。

 側室=売春婦のように考える非常に短絡的な発想はやめるべきではあるまいか。そんな固定観念から一歩も脱けだせないのは、日本人のくせに相変わらず「従軍慰安婦」問題を騒ぎ立てている一部の特殊な人々だと思われるが。売春婦は男の性欲を満たすためのものだが、側室は特定男子の子孫を残すという重要な役割をもっている。側室が性的媚を売るように見えるのは男を奮い立たせるためであって、黙って横たわったままでも男子に目的を達してもらえばそのような行為はしなくてもいいわけである。側室は、男に媚を売って生計をたてる商売とは違う。

 そうは言っても男としては女性とエッチに関わっていないと射精できないもんね~(*^o^*) ということで、そういう夫の姿を想像して、正室としては非常に不愉快になるのだろう。自分以上に親密にしている女がいるというのは、嫉妬心をかきたてると思われる。ということは、男は二人のどちらに対しても同じくらい、親密度のある関係を築く必要がある。まあ、これが側室をもつ男のもつべき優しさであり、そうなる努力をしなければならないし、女性のほうも無闇やたらと嫉妬心や競争心をもたないように自制しなければならない。そんなものにいちいち応じていては男は身が持たないからである。

 ちなみに側室制度が導入されたなら、皇位継承は男系男子でいいだろう。女性天皇を認めると、側室の男子をさしおいて正室の女子が皇位に就くということが起こりうるからである。正室になる女性は、そういう状況にも耐えなければならない。皇族男子であれ正室であれ側室であれ、それぞれに特有な倫理的制約が存在し、それを理解して関係を取り結ばなければならない。

 このように側室制度のなかではそれにふさわしい倫理があるはずであり、我々が想像するような男が好き勝手できるハーレム天国では決してない。側室制度は特殊な倫理的生き方なのであって、決して非倫理的な生き方ではない。一夫一婦制があらゆる場合に基準となる倫理だと見なしてしまうから、側室制度が非倫理的に見えるだけである。

 側室の子が陰口をたたかれて可哀相だとか言う人がいるが、そういっている人がいちばん陰口をたたきそうなのであって、「男子が皇位継承することになっているんじゃ仕方がないね」と思っている人は、そんなものかで終わってしまう。あーだこーだと言っている人にかぎって、事態がどのように転んでもあーだこーだと言うのである。そもそも側室になろうとする人を、たとえば淫売とか性奴隷とか女性の地位を貶める女とか口汚く罵ったりする。実際には違うのにねぇ。他人の悪口を言う人間は、どんな場合だって他人の悪口を言うだろう。そして、自分が相手の人間性をひどく傷つけていることにはぜんぜん気づいていなかったりする。側室制度という対象に問題があるのではなくて、悪口を言い続ける主体の性格に問題があるのである。

 「皇太子のお手つき」と揶揄される? 女中の子でもあるまいし。だいいち側室になったら手を出さないほうが問題だ。皇室慰安婦の子? だからね、性欲処理のためじゃないと言っているでしょ。きちんと側室制度の目的を理解していれば、そんな悪口は出て来ないと思うんだが。まあ、そんなことを言うのは、自分の倫理観に合わない場合には口を極めて相手を残酷に非難し貶めたい一部の特殊な性格の人々だけだということが明らかになるだろう。私には、そうやって他人を侮辱することに快感を覚えているとしか思えない。よくもまあ、陰口が思いつくものだなあと思う。むしろ陰口をたたく国民の民度の低さを嘆きたい。

 そういう人間は、どんなに美しいものでも汚してしまうタイプの人間である。そして、汚すことに快感を覚えているとしか思えない。汚れた心の持ち主は、美しいものが存在すると負い目を感じてしまい、世界中が汚れていないと安心できないのである。汚すことによって美しいものに勝ち誇り快感を感じるのである。そういう人間は、皇室から遠ざけるしかないだろう。「開かれた皇室」というのも考えものである。

 

 断っておくが、これは皇室などのどうしても子孫を残さなければならない家にのみ妥当とされる生き方であって、家を継ぐ実子がいなければ大問題になるというわけではない家の場合には、側室制度は妥当とは言えない。側室がもてるのは、正室と側室が顔を合わせてにっこり挨拶できる状況になるくらい倫理的な関係構造がしっかりしている場合にかぎられる、と言ってもよいかもしれない。

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寛仁殿下の「事実」発言について

 寛仁殿下のご発言のうち、「神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で今上天皇陛下まで続いて来ているという厳然たる事実」という一節がいくつかの女系推進ブログで問題になっていた。私としてはこの一節を、日本神話を共有する“内輪”の人々へ向けたレトリックだと思っているから全然構わないのだが、そういう文脈を全く理解しようとしないで反論している人々が多いのには呆れる。

 あれは“内輪”向けの発言で、それが新聞にリークされたというだけの話である。日本の将来を憂慮する民草の一人が新聞に情報を流したのだろう。国民一般に向けて語る場合には、寛仁殿下も少し違う表現をしただろうと思われる。寛仁殿下も現代の歴史学を知らないわけではあるまい。このような部分にこだわる反論者は、“語られている文脈を考えて話の内容を理解する”という基本的なことができないか、さもなくば寛仁殿下を貶めようとして故意に言葉尻を捉えて反論しているのである。

 さて、この「事実」をどのような意味にとるかであるが、唯物論的に捉えた場合の歴史事実でないことはほぼ間違いない。いくらなんでも寛仁殿下はこの意味で「事実」と発言されたのではあるまい。「皇統譜をみるかぎり、血縁関係において男系であることは紛れもない“事実”」ということを仰ったのだろう。反対者は皇統譜に書かれているような人物が実在したのか否かで「事実」か「虚偽」かを問題にしているのに対して、寛仁殿下は皇統譜から確認できる血縁関係が男系であるか否かで「事実」か「虚偽」かを問題にしている。

 これは私の用語法にすぎないかもしれないが、神武天皇以降で歴史学的に存在や血縁関係などがはっきりしていないものは、神話ではなく伝説と呼ぶべきであり、天御中主神あめのみなかのぬしのかみから神武天皇までを神話と呼ぶべきだろう。神武天皇は、神話と伝説が交錯する場所である。伝説は、過去の遺物から全体を想像した物語であり、ほとんどが歴史的事実ではないだろうが、それを歴史的事実として自らを方向づける役割もしている。客観的な「事実」のほかに、いわば実存的な「事実」というのも存在するのである。

 「事実」は必ずしも一つではなく、信念・信仰によってさまざまな「事実」があると見なされるべきである。クリスチャンにとっては、イエスが十字架に死んで三日後に甦ったのは「事実」であろう。マルクス主義者にとっては、資本主義が共産主義に取って代わられる歴史法則が「事実」であろう。神父が信者に対してそのような事柄を「事実」だと語り、マルクス主義者が同胞との対話でそのような事柄を「事実」として語るのは一向に問題はない。いや、そんな幻想は時代錯誤も甚だしいというのならば、収入が多ければ幸福な人生が送れるという「事実」はどうであろうか。金持ちになればなるほど他人に財産を奪われてしまうのではないかという疑惑や恐れや不安につきまとわれて、幸福ではないかもしれない。「事実」は必ずしも客観的ではない。「事実」とは、自らがその上で生きていくフィクションを自ら疑わないという宣言だとも言える。反論者はそのような広い文脈で「事実」発言を把握することができず、自らの偏狭な「事実」概念で寛仁殿下の「事実」を虚偽扱いしているのである。

 125代続いた皇統というのは、マルクス主義が宗教であるというのと同じ意味で、半ば宗教なのである。最初の二十数代は少々怪しいが、その後の系譜は歴史的にほぼ確実なのだろう。『古事記』(712年)や『日本書紀』(720年)ができた頃に国生み神話をはじめとする皇統が「事実」として確定されたとしても、それ以降はその“核”をもとに男系という皇位継承のルールを積み上げてきたのだから、歴史的に不明確なところまで含めて「事実」と言ってもさほど非難されるべき問題でもあるまい。

 その当時に想像を巡らせてみれば、彼ら自身の先祖代々の天皇はほぼ男性で、女性の場合も男系であることは間違いなかった。『古事記』編纂期の元明天皇から父方の先祖をたどってみれば、父:天智天皇 → 祖父:舒明天皇 → 曾祖父:押坂彦人大兄皇子 → 敏達天皇 → 欽明天皇 → 継体天皇……とつながっている。一族で皇位を継承してきたことは確かなのである。現在からみれば継体天皇と応神天皇がほんとうにつながっているのか確証はないが、完全に否定できるものでもない。『釈日本紀』「上宮記」に引用された古い記録に応神天皇から継体天皇にいたる五代の系譜が記されているので、継体天皇が応神天皇の五世孫である可能性は高い。(『天皇家の常識疑問』別冊歴史読本36)


 

 神武天皇が実在しなかったとしても、どうせそれ以前の神々は唯物論的には存在しなかったはずだから、その神々の系譜が神武天皇とつながっていようが継体天皇とつながっていようが大差はない。反対者にとっては天皇の権威は神話にすぎない事柄なのである。だが、その権威が神話に基づいていようがいまいが、日本においては天皇家が一貫して名目上の統治者であり続けてきたという「事実」が重要なのである。もはや天皇家の権威は、神話に基づいているというよりも歴史的に継続したという「事実」に基づいている。

 かりに継体天皇(第26代)から現在の天皇家が始まったとしても、約1500年の男系継承はゆるがない。125代を100代と言い換えればいいだけである。まあ、それにしても100代とはキリがいい。3桁になったんだから4桁の千代まで続けようじゃないか。君が代にあるように。もしも学者的な言い方をするならば、「皇統譜においては125代、批判的な学説によっても100代は男系で続いている。」というべきだったのだろう。

 だが、神武天皇の万世一系を「事実」として前提するからこそ現在の皇室がこのような姿で存在する。現在の天皇家は継体天皇から始まったという前提では、宮中祭祀や伊勢神宮での祭祀などが成り立たないだろう。『日本書紀』にある神勅、すなわち、天照大神が天から地上に降りる孫ニニギノミコトに贈った「葦原の千五百秋瑞穂の国は、是吾が子孫の王たるべきの地なり。宜しく爾皇孫、就きて治むべし」という言葉があるからこそ、天皇による日本統治に正当性が与えられている。

 天照大神が出てくるからには客観性のないものではあろうが、そのようなフィクションのもとに天皇の日本統治が続いてきたことは「事実」なのである。国の統治権などはどの物質の中を探しても見つからないわけで、なんでもかんでも即物的・唯物論的に解決できるものではない。日本国を治めるという“祭祀を行なう”からこそ皇室なのであり、古代の天皇のY遺伝子を継承していさえすれば皇室だというのではない。

 
 
 

 次回は男系継承の意義について論ずる予定である。

 
 
 
 
 
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〔皇位継承に関するリンク集〕
 
目次 ブログ散策:天皇制の危機( p(^o^) 和の空間)》
 

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 そして、できるだけ内閣官房や首相官邸まで抗議をしていただければと思います。「皇室典範に関する有識者会議」は、女系天皇を容認する方向で法案づくりを進めることに決定しました。「旧宮家の皇籍復帰のほうを望みます」の一言だけでも結構です。一人でも多くの方々に抗議をしていただきたいと思います。法案ができあがるまでにできるだけ抗議して、それが国民の支持を得られない法律になることを知らせるべきでしょう。また、さまざまなブログで少しでもこの話題を取り上げていただけると、国民的な議論が巻き起こるので大いに助かります。

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【2005/11/08 14:57】 皇室 | トラックバック(3) | コメント(1) |

寛仁殿下は男系維持を希望 ~皇位継承を考える(4)~

 読売新聞によれば、三笠宮寛仁殿下は男系維持を希望されているそうなので、少し予定を変更した。女系批判は次回に延期する。

 
〔シリーズ:皇位継承を考える〕
皇位継承を考える(1)万世一系の天皇と国家
皇位継承を考える(2)男系維持の方策(その1)
皇位継承を考える(3)男系維持の方策(その2)
 
 
 

三笠宮寛仁殿下は女性天皇容認に疑問

 適切な機会に是非とも皇族の方々の意見を承りたいと思っていたので、これらの新聞記事にはとても勇気づけられた。内容的にはすでに巷で言われていることだが、やはり皇族が自らの口で述べられた(書かれた?)ということは重要である。庶民がいくら発言しても耳を傾けてもらえないことが多いが、皇族自身のご意見なら、国民は耳を傾けるからである。

三笠宮寛仁さま、女性天皇容認に疑問…会報にエッセー(2005年11月3日3時0分 読売新聞)》
 三笠宮寛仁さま(59)が、自身が会長を務める福祉団体の会報で「女性天皇」に触れ、「歴史と伝統を平成の御世(みよ)でいとも簡単に変更して良いのか」と、疑問を投げかけられていることがわかった。
 
 皇籍を離脱した元皇族の復帰や、元皇族を女性皇族の養子として皇位継承権を与えるなどの方法により、男系継承を守るべきだとの考えを示されている。小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は女性・女系天皇の容認を打ち出し、最終報告書の取りまとめに入ったが、この問題について皇族が考えを明らかにしたのは初めて。
 
 寛仁さまの意見が掲載されているのは、福祉団体「柏朋(はくほう)会」の会報。寛仁さまは「とどのおしゃべり―近況雑感」という題でエッセーを連載しており、その最新号で「政治問題で口出し出来ないのですが、会報は市販されておらず“身内”の小冊子と理解し『プライヴェート』に語るという体裁を取ります」と断って「女帝問題」を論じられている。
 
 寛仁さまはまず、「万世一系、一二五代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で続いて来ているという厳然たる事実」と強調。〈1〉皇籍離脱した元皇族の皇統復帰〈2〉女性皇族(内親王)に元皇族(男系)から養子を取れるようにし、その方に皇位継承権を与える〈3〉廃絶になった秩父宮や高松宮の祭祀(さいし)を元皇族に継承してもらい、宮家を再興する――などの方法を挙げられている。
 
 その上で、「陛下や皇太子様は、御自分達の家系の事ですから御自身で、発言される事はお出来になりません」とし、「国民一人一人が、我が国を形成する『民草』の一員として、二六六五年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴(いただ)かなければ、いつの日か、『天皇』はいらないという議論に迄(まで)発展するでしょう」と結ばれている。
 
 天皇や皇族は憲法上、政治的な権能を有しておらず、有識者会議はその意見聴取をしていない。
 

 皇族としては、男系を維持すべきというのは当然のご意見であろう。女系を容認して皇祖皇宗を粗末にするような皇族なら、いらね。寛仁殿下がご心配になるように、私はそんな天皇制なら要らないという論陣をはりたいと思っているし、他にもそういう人は多いだろうと思う。「男系維持か、さもなくば天皇制廃止か」という立場の人は、けっこう多いのではないか、少なくとも事情が分かるにつれて多くなってくるのではないかと思う。それは、万世一系の長い歴史的背景にもつ日本においては、共和制にするよりも女系(というか男女双系)の天皇制のほうが悪い統治システムだと思うからである。

 読売新聞は女性天皇と女系天皇を区別できないのだろうか。あるいは何か意図があってわざと女性天皇としたのだろうか? あまり勘繰りたくないのだが、両者の区別ができるように国民を啓蒙して、できるだけ女系天皇という言葉を使ってもらいたい。これは、女性天皇がよいか悪いかの問題ではなくて、女系天皇が即位してもよいのかという問題なのである。

 ちなみに寛仁殿下が間違えているわけではないことは、以下の記事からわかる。

 
 
読売新聞2005年11月3日34ページ社会面より
 
寛仁さまのエッセーの要旨
 
 寛仁さまのエッセーのうち、女性天皇に関する部分の要旨は次の通り (一部漢字をかなに直しました)。
 
 世間では、「女帝問題」がかまびすしいので私の意見を、「ともさんのひとり言」として聞いて頂きます。本来は首相傘下の審議会に諮られていますので政治問題であり口出し出来ないのですが、本会報ば市販されておらず“身内”の小冊子と理解し「プライヴェート」に語るという体裁を取ります。
 
 論点は二つです。一つは2665年間の世界に類を見ない我が国固有の歴史と伝統を平成の御世(みよ)でいとも簡単に変更して良いのかどうかです。
 
 万世一系、125代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、「男系」で今上陛下迄続いて来ているという厳然たる事実です。生物学的に言うと、高崎経済大学の八木秀次助教授の論文を借りれば、神武天皇の Y1 染色体が継続して現在の皇室全員に繋がっているという事でもあります。
 
 歴史上八名十方(御二人が二度践祚されている)の「女帝」がおられましたが、全員在世中、独身又は寡婦(未亡人)でいらして、配偶者を求められておられませんので、「男系」が守られ、「女系」には至っていない訳です。
 
 二つ目は、現在のままでは、確かに「男子」が居なくなりますが、皇室典範改正をして、歴史上現実にあった幾つかの方法論をまずど取り上げてみる事だと思います。順不同ですが、
 ①臣籍降下された元皇族の皇籍復帰。
 ②現在の女性皇族(内親王)に養子を元皇族(男系)から取る事が出来る様に定め、その方に皇位継承権を与える。(差し当り内廷皇族と直宮のみに留める)
 ③元皇族に、廃絶になった宮家(例=秩父宮・高松宮)の祭祀を継承して戴き再興する。(将来の常陸宮家・三笠宮家もこの範疇に入る)
 以上の様な様々な方法を駆使してみる事が先決だと思います。
 ④として、嘗(かつて)の様に、「側室」を置くという手もあります。国内外共に今の世相からは少々難しいかと思います。
 
 余談ですが、明治・大正天皇共に、「御側室」の間のお子様です。「継続は力なり」と言いますが、古代より国民が、「万世一 系の天子様」の存在を大切にして来てくれた歴史上の事実とその伝統があるが故に、現在でも大多数の人は、「日本国の中心」「最も古い家系」「日本人の原型」として、一人一人が何かしら“体感”し、「天子様」を明解な形であれ、否とに拘らず、敬って下さっているのだと思います。
 
 陛下や皇太子様は、御自分達の家系の事ですから御自身で、発言される事はお出来になりませんから、民主主義の世であるならば、国民一人一人が、我が国を形成する、「民草」の一員として、2665年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴か なければ、いつの日か、「天皇」はいらないという議論に迄発展するでしょう。

 「民主主義の世であるならば、国民一人一人が、我が国を形成する、「民草」の一員として、2665年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして」いかなければならないというご要望には、きちんと応えていかなければならないだろう。

 
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皇族の発言はダメ?

 《女性天皇容認の議論に疑問を呈した三笠宮殿下(ISAO&KOUのスローライフ日記 2005年11月3日)》には、

確かに発言の意味は理解出来るが、自ら皇位継承第五位にあられる方が、こうした発言をされることで自らを傷つけられることを心配せずにはいられない。
という感想が述べられている。おそらく寛仁殿下を思いやっての言葉だと思うが、私としては、女系になって(実質的に)皇族が消滅するかもしれない危機状況において、自らが傷つくことを恐れずに未来の皇室のために発言することこそが日本男児のあるべき姿であると思う。日本男児という言い方は民間人に対するみたいで失礼かな? 一人の皇族として天皇および皇統を守ろうとしての発言であろう。

 しかも、公式に記者会見を開いて意見を述べたわけではなく、プライベートという形で表現されたものを新聞が拾ってきたのだから、それまでも封じてしまうのはいかがなものかと思う。むしろ、国民が皇族の意見を知りたいと思っていたからこそ、これはニュース価値があるからこそ、一面で記事にされたのではなかろうか。とくに公共の福祉を害しているわけでもないから報道の自由であり、また、国民にとっては知る権利がある事柄のように思う。

 それに、私はよくは知らないのだが、憲法や法律に明確に皇族の政治的発言を一切禁止した条文があるのだろうか。おそらくは政府解釈の問題であろう。たしかに憲法をみれば、天皇自身に関しては政治行為は規定されていて、そこから逸脱することは問題がある。だが、皇族に関しては憲法の規定はない。法律に政治発言は一切禁止とまでは書かれていないんだからどんどんやってくれ、とまでは言えない。しかし、今般の状況では、彼らが先祖代々受け継いできたものが自分たちの代で終わりになってしまうかもしれないのである。それでは皇祖皇宗に申し訳ないだろうし、女系に疑問という発言が出てくるのも自然な流れである。それさえも封じようとするならば、「国会で法律を作って禁止したら黙ってやる!」と大見得を切って、ガンガン皇族の立場を発言してもらいたいくらいだ。俺はたくさん伺いたいぞ! 国民にも知る権利はあるだろう! ・・・と書いてみて、寛仁殿下ならやりかねないのでチョットこわいんだが。(^^ゞ

 
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側室制度について

 おそらく国民の支持を得られそうにない側室制度について、天皇家に関してはあってもいいんじゃないかという立場で考察してみたい。

 側室なんていう前近代的な制度はやめるべきであるという。しかし、庶民の側にだってたまには非嫡出子(婚外子)がいて、その子の遺産相続分をめぐって裁判になっている。“時代の流れ”を重視したいのなら、なぜ皇室でそういうことが起こってはいけないのか。非嫡出子(婚外子)は父親が認知しているはずだが、なぜ皇室で非嫡出子(婚外子)を認知してはいけないのか。そして、非嫡出子も嫡出子と同じ分だけ遺産を相続できるという判決が出ているくらいだから、皇族が婚外子をつくった場合には嫡出子と同じく皇位継承権だって与えていいのではないか。

 堂々と制度としてやらずに、庶民のように女房に隠れてコソコソとやればいい。そして、その女性がほかの男と性関係をもたないように監視する必要がある。つまり囲っておくのである。まあ、皇族方にそんなことを勧めているわけではないのだが、ほんとうに男子がいなくて困っているのなら、一般庶民のようにやったっていいじゃないかと思うのである。そして非嫡出子の皇胤には、「非嫡出子が皇位継承資格をもてない皇室典範は憲法違反である」などと裁判で訴えてもらうといい。

 以上の意見は、もちろん冗談である。

 しかし、皇室だけが極端に高い倫理性を求められるのは問題である。私としてはむしろ、伝統的権威を必要とする皇室において皇位継承者が生れない場合には、一夫一婦制という倫理的関係を否定しても子どもをつくるのが本来の高い倫理性だと思うのである。私の考えでは、天皇制がなくなると日本の政情は不安定となり、最悪の場合には内乱が起こる。そうすればたくさんの人々に苦しみがもたらされるだろう。一夫一婦制という倫理の枠を守るためにそういう不幸な状況を引き起こしていいものだろうか。今回の場合は旧宮家が皇籍復帰すれば問題は解決すると思うから一夫一婦制の倫理を否定する必要もないとは思う。だが、皇族の方々は他家に代えられない重大な役割を担っているのだから、皇室の性的倫理観は、べつに子どもが生れたって生れなくたって大した問題じゃない庶民の性的倫理観と同一に論ずる必要はない。むしろ、複数の妻(性的パートナー)をどれだけ思いやっていけるかという点で皇族の性的倫理が問われるのではないかと思う。

 相互的な性的独占性を考える場合には、一夫一婦制はすぐれた倫理的制度であろう。しかし、皇族男子のほうは、日本人全体の民族的核となる希少な種を植えることのできる日本で数人しかいない人であるのに対して、妃のほうは、その種を産み育てられれば(原理的には)誰でもいいような人なのだから、そこに見出されるべき倫理的価値は決して男女平等というわけにはいかない。役割・義務・責任が全く違うのだから、要求できる権利も違っていいのではなかろうか。もしも逆ならば、すなわち特定の女性が生むことが至高の価値であるような純粋な女系天皇(厳格に母から娘へと継承される)によって国家が成り立っているとすれば、種なし男は速やかに身を引くべきなのである。

 同時期に複数の女性と関わってもらいたくないというのなら、時期をずらして性的パートナーを変えるという方法もあろう。たとえば、妃を迎えて彼女が25歳~35歳までに男子を生めなかった場合には、別の女性(25歳くらい)を側室として迎える。そして、やはり10年の間に男子が生まれなければまた次の女性を側室として迎える。これで男子が生まれなければ天命である。その家には男子は生まれないので別の宮家に皇位を譲るべきである。10年という期間を限って性交相手を決めるのならば、十分に相手のことを考えているのではないかと思う。最初の人がもちろん正式な妻であり、皇太子妃や皇后になる資格がある。亡くなった場合にのみ、二番め三番めの性的パートナーに資格が移行する。あるいは正式の妻は不在とする。この程度のことはあってもよいのではないかと思う。要は、側室制度の決まりを承認したうえで性的関係に入る選択をしてもらうことである。

 以上のようなことを考えると、男子がほとんど生まれない場合には側室は認められるべきだし、そのようにして男子をつくることこそが倫理にかなう行為であるといえる。

 ところで、なぜ男系のほうが家系が長く続くのか。それは、側室制度があるかぎり、一人の男性が何人かの女性と交われば、容易に多数の子孫を残せるからである。女性天皇(あるいは即位前の皇族女性)が一人で十人産むのは非常に大変であるし、古代においては出産によって命の危険にさらされたと言える。その点で男は十カ月も腹のなかに胎児を抱えていなくてもすむし、毎日のようにひょいひょいと女性を取り替えて子作りに励むこともできる。その意味でも女系よりも男系のほうが子孫を残しやすかったのである。

 「雅子さま一人にプレッシャーをかけるのは可哀相」という意見が聞かれるが、だったら側室制度をもうけることによってそのプレッシャーを分散してやればよい。今は側室制度が認められていないから雅子妃は一人でプレッシャーを感じなければならないし、(まだ確定ではないが)女子しか産めなかったということで将来も罪悪感にさいなまれるかもしれない。だが、もしも側室がいれば、「まあ、私が産めなくても誰かに産んでもらえばいいわね。」で済んだかもしれないのである。現在の状況をふりかえってみればわかるように、皇太子妃にとって側室制度はじつに人道的な制度なのである。むしろ側室制度を禁止しているほうが人権侵害ではないかと疑いたくなるくらいである。

 側室制度があったほうが人間的であるかもしれない。それが人間的でないと感じられるのは、自分の子どもを天皇の位につけたいという執着があるからではなかろうか。「とりあえず皇后の位はゲット!(^o^)v」と思ってあっけらかんとしていられれば、意外と気楽かもしれない。私としては、雅子妃はキャリアウーマンだったから、子どもを産むことよりも皇太子と頻繁に海外を訪問して皇室外交をしたかったのではないかと思う。今は愛子内親王との静かな生活を望んでおられるかもしれないが。そもそも現在では、子作りよりもキャリアだといって結婚もしない人生を選択する女性も多いのだから、自分の子がいなくても必ずしも不幸ではないのではなかろうか。側室が非人道的だなどというのは、女性は子を産む以外に生きている価値がないように思い込んでいた時代のことかもしれない。

 雅子妃はまだいい。もしも愛子天皇になったら、直系が望まれているのだから、確実に一人にプレッシャーをかけられる。どこの男と結婚するのかわからないが、外野はすごくうるさくなるだろう。「えー、どうして愛子さまには子どもが生まれないの? 生まれなきゃ直系が続かないじゃんよお~。」「不妊症なの? それとも夫が種なし? それともED(勃起障害)?」「夫を換えるったって、女帝になる人があっちこっちの男を渡り歩くなんてヤダ~!」・・・・かりにうまく結婚相手が見つかっても、これでは生まれるものも生まれなくなってしまう。女系を認めるということは、非常に非人道的な要求をすることにもつながる。
 
〔皇族の方に大変失礼な表現をしたことを深くお詫び申し上げます。m(_ _)m しかし、ここではとても書けませんでしたが、現実には陰でもっと露骨にひどいことを言われるであろうと想像されます。〕

 
 

 次回は、女系批判をテーマとする予定である。

 
 
 
 
 
 
 
 
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〔皇位継承に関するリンク集〕
 
ブログ散策:天皇制の危機( p(^o^) 和の空間 2005年10月20日)》
ブログ散策:天皇制の危機(2)( p(^o^) 和の空間 2005年10月26日)》
ブログ散策:天皇制の危機(3)( p(^o^) 和の空間 2005年10月27日)》
ブログ散策:天皇制の危機(4)( p(^o^) 和の空間 2005年10月31日)》
 

 ブログをもっている人は、ぜひ女系天皇反対をアピールしましょう。一人でも多くの人の目に触れて国民の注意を喚起することが大切です。
「時事評論@和の空間」皇位継承を考える(1) へ 「時事評論@和の空間」皇位継承を考える(1) へ
 私のバナー(↑)はセンスがないですが、もし自分でオリジナルを作っている余裕がなければ、ご自由にお使いください。  また、かっこいいバナーを作った方がいらっしゃいましたらお知らせください。作者サイトへのリンクバナーとして、このブログでも使用させていただこうと思います。

 
 
 

 そして、できるだけ内閣官房や首相官邸まで抗議をしていただければと思います。「皇室典範に関する有識者会議」は、女系天皇を容認する方向で法案づくりを進めることに決定しました。「旧宮家の皇籍復帰のほうを望みます」の一言だけでも結構です。一人でも多くの方々に抗議をしていただきたいと思います。法案ができあがるまでにできるだけ抗議して、それが国民の支持を得られない法律になることを知らせるべきでしょう。また、さまざまなブログで少しでもこの話題を取り上げていただけると、国民的な議論が巻き起こるので大いに助かります。

皇室典範に関する有識者会議
【連絡先】 内閣官房内閣総務官室
 〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1
 TEL.03-5253-2111(内線85144)
メール 内閣官房ホームページ ご意見・ご要望
 
または 首相官邸への意見メール

 
 
【2005/11/03 23:26】 皇室 | トラックバック(7) | コメント(3) |

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